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クモ駆除の方法と生態 (セアカゴケグモ)

クモはほとんどの種が牙と毒腺を持っていますが、人間に対してクモ咬症の被害を及ぼすものはごく限られています。
日本で問題になる主な種は、セアカゴケグモカバキコマチグモが挙げられます。

セアカゴケグモに咬まれた場合は、毒性が強くショック死する場合もあるので注意が必要です。 すぐに病院に行き血清治療をして下さい。 カバキコマチグモも毒性は強く、咬まれた場合は激しい痛みや発赤・発熱などの症状が出ますが、今のところ死亡例は無いようです。
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クモ駆除のポイント

予防の方法
クモを良く見かける場所や屋内への侵入口に、忌避剤配合の カメムシクモスプレークモの巣消滅ジェット をスプレーしておくと、クモが嫌がって近よらなくなります。  (既にクモの巣がある場合は、巣を除去してからスプレーして下さい。)
いずれも持続効果はありますが、永続的なものではありません。 2~3週間ごとを目安に、スプレーし直してください。特に雨が降った後は、速やかにスプレーし直す事をおすすめします。
カバキコマチグモに対しては、ススキなどに作られた産室を見つけたら直接触れない様に注意し、葉ごと取り除いて踏み潰す等して処分します。
室内に侵入されてしまった場合、カバキコマチグモは布団の中に良く侵入するので、就寝前には布団をめくって注意するよう心がけてください。 見つけ次第、カメムシクモスプレーを直接かければ駆除する事が出来ます。
駆除の方法
倉庫内等に大量発生した場合は、エクスミン乳剤(水性)を噴霧器で空間噴霧処理します。
屋外性のクモは発生源が広く、直接駆除をするのは難しいので、事前に カメムシクモスプレークモの巣消滅ジェット を屋内への侵入口にスプレーして侵入を防ぐのが効果的です。

クモを見つけた場合は、エクスミン乳剤(水性)カメムシクモスプレークモの巣消滅ジェット を直接かければ効果的です。  ==> クモ対策商品一覧はコチラ

※クモは殺虫剤をかけても数十分から数時間生き続ける事があります。ご注意下さい。

● セアカゴケグモに注意 !! ●

日本国内では、1995年に大阪で初めて発見された メスの腹部にある赤~橙の斑紋が特徴的なクモです。 オスには赤い斑紋は無く判別しにくいものの、人体に影響する毒も持っていません。

強い毒性を持つクモとして有名ですが、本来は攻撃性のないおとなしいクモで、素手で触らない限り咬まれる事はないと言われています。また、日本での死亡例は報告されていません。
しかし、非常に強い毒素を持っている事に変わりはありません。有効な抗毒素血清がありますので、咬まれた場合は早急に医療機関に相談し、診察・治療を受けてください

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クモの生態

クモはダニやサソリ等の仲間で、蛛形網に属します。 世界中では 30,000種類以上、日本国内でも 1,000種類以上が知られています。 クモ類は、羽や触角はない、頭部と胸部が分かれていない、脚が4対ある等、昆虫とは異なる形態を持っています。
全ての種類が 捕食性で網を張る造網型、 或いは 網を張らずに歩き回る徘徊型 に分けられます。 ただ徘徊型も卵塊をくるんだり隠れ家を作るのに糸を利用しますので、全く糸を出さない訳ではありません。

日本の代表的な毒クモ


● セアカゴケグモ ●

成熟したメスの体長は0.7~1cm。体全体は黒色で腹部背面に赤色の縦条があります。オスは4~5mm程度で、腹部背面は灰白色で中央に縁取りのある白い斑点があります。
日当たりの良い広い場所のコンクリート建造物、くぼみや穴、側溝、駐車場、墓石、空き缶の中などあらゆる所に生息します。大阪府、三重県、兵庫、和歌山、奈良など近畿地方の各県で定着が報告されており、特に湾岸地域とその隣接地域に多く見られます。
セアカゴケグモ,害虫,駆除,クモ対策 1995年11月、大阪府高石市でオーストラリア産とされるセアカゴケグモが日本で初めて発見されました。 現在では大阪府全域を中心に近畿県及び三重県や愛知県でも確認されています。 車や建築資材などに付着したまま新興住宅地などへ移動していきます。 平成17年6月3日には「特定外来生物による生態系当に係る被害の防止に関する法律 (外来生物法)」に基づく規制対象となり、防除措置に関する公示も行われました。
セアカゴケグモ,害虫,駆除,クモ対策 メスは体長10mm前後、全体が黒色で、背中の赤い模様が特徴です。オスは体長3~5mmとメスよりも身体が小さく、赤い模様はありません。 オスは交配後メスに食べられるケースが多く、発見することは稀です。攻撃性は弱く、素手で捕まえたりしない 限りかまれません。
セアカゴケグモ,害虫,駆除,クモ対策 卵のうは直径10~15mmで乳白色。中には100~200個程度の卵が入っています。孵化からおよそ3~4ヶ月ぐらいで交尾可能な状態に成長するので、快適な環境であればかなりの勢いで数を増やしていくことになります。1匹の生涯産卵数は最大5000個になることもあります。
セアカゴケグモ,害虫,駆除,クモ対策 生息場所は日当たりの良い場所や暖かい場所を好みます。グレーチングの裏、排水溝の側面やフェンスの隙間、植木鉢の裏、公園の花壇やブロックなどの隙間に多く生息しています。

● カバキコマチグモ ●

成体は10~15mm、体は淡黄褐色で頭胸部は褐色。メスは4~5月頃にススキなどの葉の幅の広いイネ科植物の葉を折り曲げ、産室を作ります。この際に、メスを求めるオスが偶発的に家屋内へ侵入し、咬症を引き起こすことがあります。被害時期は5~8月にみられ6月が最も多い。

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