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毛虫(蛾)駆除の方法と生態 (チャドクガ・イラガ・アメリカシロヒトリ等)

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毛虫(蛾)駆除の方法 (チャドクガ・イラガ・アメリカシロヒトリ等)

駆除の方法

 毛虫の発生場所は主に樹木ですが、公共の場所の街路樹等で発生している場合は各市町村へご相談下さい。むやみに薬剤を散布すると樹木への悪影響が出る場合もありますし、回りの人へ薬剤がかかる恐れもありますのでやめましょう。また、幼若幼虫のうちは1ヶ所に群れていますのでその部分の枝を切り落とし燃やすか埋める方法もあります。

 庭などの私有地で困っている場合は、ケムシコロリを市町村役場などから業務を委託された業者さんには、安全性の高いトレボン乳剤(農薬)のご使用をお勧めします。 約4,000倍の水で希釈して動力噴霧器等で樹木に向かって散布します。樹木全体にまんべんなく薬剤がかかるように散布して下さい。幼虫は孵化直後の方が集団で生息しているので春先と秋口の早い時期に散布すると効率的です。

※樹木によっては影響の出る恐れがありますのでご注意下さい。

 チャドクガを始めとする毒針毛を持つ毒蛾類には、幼虫ごと固めてしまう固着剤入りのチャドクガ防除剤がお勧めです。(ドクガの毒針毛は微細ですから、普通のエアゾールで駆除しようとすれば毒針毛が飛散し皮膚炎を起こす可能性があります。)毛虫の成虫、蛾対策には「ガ防除剤 スーパーガジェット」をご使用ください。

チャドクガ防除剤施工前

チャドクガ防除剤施工前

チャドクガ防除剤施工後

チャドクガ防除剤施工後

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毛虫(蛾)の被害

【チャドクガ】

幼虫には毒針毛があり、触れると発疹と激しいかゆみを起こします。成虫にも同様の毒が付着しています。また、ツバキやサザンカなどを食害します。

チャドクガ

体長約25mm程度、日本各地に分布し、チャ・ツバキ・サザンカ等のツバキ科の園芸植物に被害を及ぼします。

微細な毒針毛を有しており、素手などで触れてしまうと、強いかゆみを伴い、皮膚炎を引き起こします。庭木の手入れ中に毒針毛に触れることによる被害が後を絶ちません。

発生時期は、4月~5月と8月~9月の年2回

葉の裏に産み付けられた卵の状態で越冬します。

※チャドクガ対策製品※
チャドクガ毒針毛固着剤

 


チャドクガ

チョウ目ドクガ科の昆虫で、体長は25mm前後。幼虫時だけでなく成虫にも毒針毛があり、触れると皮膚炎を起こします。また、毒針毛が風で舞い上がり、目に入ったり肌に付着する場合もあります。

発生時期は、6~7月と9月~10月の年2回

 

【アメリカシロヒトリ】

桜、ケヤキ、カエデ、プラタナス、梅、柿、ナシなど多くの花木、樹木を食害します。

【イラガ類】

特徴のある毒刺を持ち触れると瞬間的に激痛を感じ、痛みと腫れが残ります。

※症状がひどい場合は病院で診察を受けましょう。

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蛾(ガ)の生態

 チャドクガ 

幼虫は淡黄褐色で黒い斑紋と条線を持っています。体長は大きくて25mm程度。4~6月と7~8月の年2回発生し、それぞれ約1ヶ月で成虫になります。成虫はメスが黄色で30mm、オスは褐色で25mm程度です。

 アメリカシロヒトリ 

幼虫は灰緑色~黒緑色で白色の長毛があります。体長は~30mm程度。成虫は白い蛾で25~35mmになります。枝先に糸で巣を作り集団で樹木の葉を食害します。発生時期は幼虫は5~6月と8~9月で、秋口の方が個体数が多く蛹で越冬します。

 イラガ類 

イラガ(黄緑の体色、茶色の斑紋)やアオイラガ(灰黄色に青色の条線)、ナシイラガ(緑色、黒と黄の条紋、毒刺は赤)など多くの種類がいます。幼虫は6~8月に見られ蛹で越冬し、5月頃に成虫になります。

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